目次
はじめに
高校生の頃に部活でマネージャーをしていたり、大学で何か新しいことを始めたいと思っていたりする人の中には、大学で部活のマネージャーをしてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、「大学の部活のマネージャーはどのようなことをしているのか」、「大学で部活に入ることのメリットやデメリット」についてお話していきたいと思います。
大学のマネージャーはどのようなことをするのか
まず、マネージャーはどのようなことをするのかについてお話していきたいと思います。
高校の部活のマネージャーの業務と大きく異なるのは、事務作業が多いということです。事務作業というのは、「公式SNSやウェブサイトの管理」「部費の管理」「練習試合の日程調整」「グッズの作成」「外部の方との連絡」等です。
高校生の部活のマネージャーは、基本的にグラウンドに出て、部員の練習のサポートをするのがメインの仕事です。しかし、大学のマネージャーはグラウンドでのサポートと事務作業の比率は半々くらいになります。部活によっては、グラウンドに出るマネージャーと部室で事務作業をするマネージャーに分かれて活動しているところもあります。
よって、部員と関わる時間よりも、外部の大人とのやり取りをする時間や、パソコンと向かいあっている時間の方が長い場合もあります。イメージ的には、部活を外側から支えているような印象です。
メリット
ここからは、大学で部活のマネージャーをするメリットとデメリットについてお話していきます。
メリット①交友関係が広がる
部活に入ると毎日のように何人もの部員やマネージャーに会うことになるので、必然的に交友関係が広がります。
大学生にとって、交友関係はとても大事です。遊びはもちろん、単位の取得や、ゼミや授業の情報を得る際にも交友関係は欠かせません。大学生活においては、どれだけの情報を得ることができるかが、スムーズに単位を取って卒業するための肝になってきます。
部活に入りさえすれば、「大学生になって友達が出来るかな?」という不安は一切無くなります。毎日部活で顔を合わせて切磋琢磨していれば、気付けば交友関係が広がっているでしょう。
メリット②社会人に必須のスキルが身につく
先ほども述べたように、大学の部活のマネージャーは、事務作業をする機会が多くなります。具体的には、外部の大人とメールで連絡を取ったり、スケジュール管理をしたり、お金の管理をしたり、ウエブサイトを更新したりします。
これは、どれも社会に出るときに持っておくべきスキルです。どの会社に入ったとしても、メールを送るときに正しい文章を書くスキルは必要ですし、スケジュールを組み立てて納期に間に合わせるといったスキルも必ず必要になります。
社会に出る前から、そのようなスキルを身に付けることが出来るのは、大学で部活のマネージャーをすることのメリットの一つです。
メリット③就活に有利
ここが気になっている人も多いのではないでしょうか。断言します。部活をしていることは、就活において大変有利です。これは周りの部活生を見ていて、とても実感します。これは、マネージャーも例外ではありません。
なぜ部活は就活に有利なのか。その理由は二つあります。
一つ目は、周りのサークルに入っている大学生と比べて部活生は4年間で学ぶことが多いからです。というのも、先ほど言った社会人に必須のスキルはもちろん、ミーティング等を通して、大きな組織の動かし方や運営方法を学ぶことができます。これによって、社会に出て、会社という大きな組織に入ったときに、自ずと正しい立ち振る舞いが出来るようになります。これを企業の人事側も分かっているので、就活の際には、部活をしていたというだけで大変評価されます。
二つ目は、部活と企業とのパイプがあるからです。というのは、それぞれの部活に、お得意様の企業があるということです。毎年、その部活から同じ企業に就職している人がいたりするので、そのような企業に就職している先輩を通じて、就活をスムーズに進めることが出来る場合があります。
以上の理由から、部活に入っていると就活に有利なのは間違いありません。
デメリット
では、ここからは部活のデメリットについてお話していきます。
デメリット①かなりの時間がとられる
部活はとにかく時間がとられます。部活によっては、週6で練習をしているところもあるので、大学生活のほとんど全てを部活に注ぐことになります。
何か新しいことを始めたいと思っても、時間がないため、結局始められないということも多々あると思います。
部活に入る前の段階で、「長期留学したい」とか「たくさん旅行したい」とか「バイトに励みたい」と思っている方は、一歩立ち止まって、本当に大学生活でしたいことは何なのかをしっかり考えてみてほしいです。
部活によっては、マネージャーはシフト制で、選手ほどは時間を取られない部活もあるので、何か他のことにも挑戦したい方は、そのような部活を探してみるのもいいと思います。
デメリット②同じコミュニティーで4年間を終える
先ほど、メリットの一つに「交友関係が広がる」というのを挙げましたが、これはデメリットにもなり得ります。大学4年間部活をするとなると、毎日同じ人と顔を合わせることになります。
どうしてもそりが合わない人が部活にいた場合、部活に行くのがしんどくなってしまいます。バイトやサークルは簡単に辞めたり乗り換えたりすることができますが、部活となると、自分の担当の業務が割り振られていたり、部活をする中である程度の責任感や思い入れが生まれるので、なかなか辞めずらくなってしまいます。
バイトもさほどできないため、部活以外のコミュニティーににどっぷり浸かることは出来ません。よって、結局は同じコミュニティーで4年間を終えることになります。
デメリット③なんだかんだお金がかかる
部活によって、マネージャーは部費を払わなくていいところもありますが、それでもなんだかんだお金はかかります。
例えば、合宿や遠征があれば、一度に数万円分の宿泊費や交通費がかかります。マネージャーだからといって、行かないわけにはいきません。一緒に行って、スケジュール調整をしたり、ビデオをとったりします。他にも、グッズを皆でお揃いで購入したり、必ず参加しなければならない飲み会等もあったりと、なんだかんだでお金がかかるのです。
バイトをまともにすることができないので、親からの仕送りや奨学金が十分にない場合はしっかりとその辺りも考慮してみてください。
おわりに
以上が、大学で部活のマネージャーがすることと、大学で部活のマネージャーをすることのメリットとデメリットです。部活に入るか迷っている方の参考になれば嬉しいです。ちなみに、筆者は、2年生の時に部活よ辞めました。他にやりたいことが見つかり、部活に時間を割かれるのが辛くなったからです。今ではやりたいことも出来たので、部活を辞めたことに全く後悔はありません。このように、一度入ったとしても、辞めて違う方向に進むことも出来るので、一度飛び込んでみるのもありかもしれませんね!
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