大学生は資産運用すべきでない理由3選

大学生活

結論

 今回は、「大学生は資産運用すべきかどうか」について現役大学生の視点からお話していきたいと思います。ここで言う「大学生」とは、ずば抜けてお金持ちな大学生や、小さい頃から投資の英才教育を受けているような大学生ではなく、一般的な大学生を対象としています。

 結論から申し上げますと、私は「大学生は、稼ぐことを目的に資産運用をすべきではない。」と考えています。つまり、投資で儲けを出し、収益を得るために資産運用をするのは賛成ではありません。逆に、収益を得るためではなく、投資とはいったいどのようなものなのか、その実態を肌で感じるために、資産運用をすることは賛成です。そう考える理由を3点ご紹介したいと思います。

大学生は稼ぐことを目的に資産運用をすべきでない理由

①種銭が少なすぎる

 大学生の収入は、親からの仕送りや奨学金、バイト代を含めてたかだか月に数十万円だと思います。大学生には、通称「103万円の壁」が立ちはだかっています。103万円以上を稼げば、少ない収入の中から税金を納めなければならなくなるため、103万円を超えないように調整しながら働いている大学生も多いのではないでしょうか。これにより、大学生は一定以上は収入を増やすことが出来ません。

 少ない収入の中から、何とか資産運用をするための種銭(資産運用をする上で元手となるお金のこと)を月に1万円ずつ捻出したとして、それを年利5%(かなり良い成績)で、一年間運用したとします。一年後にはいくらになっているでしょうか。結果は、122,789円です。一年間運用をした利益は、2,789円ということになります。

 もし頑張って月に3万円を捻出し、年利5%で一年間運用した場合は、368,366円です。利益は8,366円ということになります。

 この値が大きいと考えるのか、小さいと考えるかは人それぞれだと思いますが、私は小さい考えます。この金額ならば、たったの3時間程度バイトをすれば稼ぐことが出来ますし、日々の固定費や生活費を見直せば、すぐに回収することが出来ます。これが、稼ぐことを目的に運用すべきでない理由の一つです。

②大学生の今しかできないことに使うべき

 大学生にしかできないことはたくさんあります。長期間の旅行、サークル活動、資格の取得、趣味に没頭することなどです。社会人になれば、お金はたくさんありますが、自由な時間は大学生の時ほどありません。社会人になってからも、有休を使うことも出来ますし、様々な体験をすることは出来るとは思いますが、若くて元気な今だからこそ、出来ることもあると思います。

 インデックス投資や、高配当株投資で手堅く利益を出そうと思えば、長期的な投資をする必要があります。そのため、一度購入してしまえば、利益が出て、引き出すのは数十年後になります。「やっぱりやめた」と途中で断念してしまうと、損をしてしまう可能性すらあるのです。また、FX投資や仮想通貨への投資、デイトレード等はギャンブル性が高いため、せっかく貯めたお金が水の泡になって消えてしまうことも考慮する必要があります

 投資にはリスクが付き物です。しっかりと自分で生計をたて、リスク管理が出来るようになるまでは、堅実に貯金し、大学生の今しかできない、「自分のしたいこと」にお金を使うべきだと私は考えます。

③勉強すべきことが多い

 資産運用については、学ぶべきことがたくさんあります。「投資」と言っても、株式投資不動産投資事業投資等があります。それぞれとても奥が深く、学ぶべきことは山ほどあります。これを全く学ばずに、運用を始めてしまうと、大きな失敗や大損をする可能性すらあります。勉強ばかりして、行動を全く起こさないのは、基本的には良くないと思います。しかし、資産運用に関しては、大学生の期間は勉強するための時間に充て、社会人になって十分な種銭を作れるようになってから、資産運用を始めることは決して遅くありません。大学生の今のうちに、十分な知識を付け、来たる社会人生活に備えましょう!

まとめ

 以上が、大学生は稼ぐことを目的に資産運用をすべきでない理由です。私自身、何度か株式投資に挑戦しようと思ったことがありましたが、上記の理由で未だに投資には手を付けていません。今は、本やSNS等で情報を集めている最中です。新しい知識を知れば知るほど、「早く投資がしたい!」とうずうずしてしまいます。しかし、今は大学生のうちにしか出来ないであろう「ヨーロッパ周遊旅行」に向けて、貯金を最優先事項にしています。これからも、得た情報や知識を用いて、皆様に有意義な情報を提供できるよう、日々精進していきたいと思っています。ご一読ありがとうございました。

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